天職の舞台裏

天職と思って日々仕事をしてますが、その舞台裏で色々考えていること、あるいは水面下でジタバタしてることを書いています。

再読する?しない?|片づけ祭り:本類

衣類の片づけが終了しましたので、本に移ります。

片づけ祭りに突入 - 天職の舞台裏

片づけ祭り:衣類その2 - 天職の舞台裏

「人生がときめく片づけの魔法」の本類の片づけのところには、本が捨てられない理由ナンバーワンは、「また読み返すかもしれないから」だけれども、読み返される本は、ほとんどないと書かれています。

これまで読み返したことがある愛読書の冊数を数えてみて下さい。いったい何冊、ありましたか。5冊しかないという人もいれば、100冊あるという強者もいるかもしれません。でも、それ以上あるという人は、研究者とか、作家とか、そういう特別な職業についている人ならともかく、私のようなごくごくふつうの人間の中には、実際問題、ほとんどいないのではないでしょうか。

ええっ。そうなんですか??

再読率7割?

私が読み返したことのある本の冊数は軽く1万冊超えると思います。

というのも、私の読書は、基本が読み返しなのです。読んで、「この本、もういいや」とその場で思う残念な本を除き、楽しみ系の本も役立ち系の本も通常少なくとも2~3度読み返します。

小説などの楽しみ系の本は、購入したその日に2度は読むのがデフォルトで、数日のうちにあと2~3度読み返します。「余韻に浸る」ために読んだ人の感想を読む、とどなたかが書かれていましたが、「余韻に浸る」ために読み返しているような気もします。そして、その旬な数日が過ぎると暫くその本は寝かされるのですが、シリーズの新刊が出たタイミングで過去の本を読み返すことは普通にありますし、なにかのきっかけで読み返したくなって数年ぶりに読む、ということも少なくありません。

このため、自分の「もう読まないだろう」という感覚が、さっぱり当てにならなくて、処分してしまった本を再度購入し、また「もう十分だろう」と思って同じ本を処分してまた購入した(懲りない)などということも複数回あるのです。こういうことが私にとって特別な殿堂入り本だけに起こるわけではなく、よくあること、なのです。

お役立ち系の本については、そこまで読み返す回数は多くありませんが、通読した直後に2~3度読み返すのが普通で、特に実践したいと思っている本は、やはり数日の間に何度も読み返します。例えばこの「人生がときめく片づけの魔法」と「人生がときめく片づけの魔法2」は、購入してから4日の間に都合4回ずつ読んでいます(参照ではなく、始めから終わりまで通読しています)。

とまあ、こんな読書法であって、もう読まないと確信する残念な本に遭遇する割合は高くて3割程度。1年に100冊は本を読むという生活を20年以上続けていますので、どう考えても再読した本が1万冊は下らないわけですね。そうか、そんなに少数派だったのか。。。

という自己認識はともかく、そうした人間が、どうやって本を処分するのか。

本類の片づけ

まず、最近の本は、電子書籍版が出ていることが増えました。ので、再読しそうな本は、再読の際に電子書籍で買い直します(割り切り)。どうしても電子書籍が出ていない、出そうにない本で、読み返すことがわかっているものは、可能な限り自炊します。

また、上記のように主張しつつ、それでも英語などの勉強系の本できっと二度と読まないだろうものや、研究系で調べ物をしたときの本で目的を果たした本などもかなりの量ありましたので、これらは通常の方法で「お役目完了」として処分しました。

さらにこれまで手を付けてこなかった、ほぼ趣味といえる辞書類の処分に着手。外語系の出身と言うこともあって、辞書のコレクションが半端なかったのですが、辞書などのレファレンス本こそ電書版でいつも持ち歩くことに意義がありますので、30年来残っていたようなものも含めて大量に処分しました。本当に「お役目ご苦労様でした。」

そして、夫の書棚に間借りした上に長い間読む読む詐欺になっていた文学全集の類も見直しまして、本当に読みたい日本文学の全集ものだけを自分の書棚に引き取りました。ちゃんと目に入るところに置き直しました。時々はこの中から選んで古典に帰るのもよさそうです。

そうして残ったのは、こんな感じに分類されました。傾向がはっきり出て我ながら面白いです。2~6は合計で40冊ほどで、合計で100冊ほどに収まりました。(上記の文学全集はこれとは別に40冊ほどあります)中には何冊か未読の本が含まれています。

  1. 殿堂入りの本 30冊ほど。電書がない本なので、自炊を計画する予定です。

  2. 絵画や音楽に関する本

  3. 言葉に関する本

  4. 「書く」ことに関する本

  5. 主にフィットネス関係の実用本

  6. 古典

  7. 仕事・研究系の本 これも30冊ほど。残念ながら、これらは電書化されないものの方が多いことと、人と参照することも多いので、自炊してしまうのもためらわれます。その代わり、古くなると価値が落ちるものが多いので、一定量で入れ替わりでしょうか。

処分した本は、段ボール7箱分をネットオフに買取りを依頼、買取り対象外の古い本などは資源回収か通常の可燃ゴミへ回しました。

結果、書棚が3本あるところ、大学入学時に購入したメインの書棚1本に文学全集を含めて収まりました。