ふと気づいたら、プライベートで使っているLet's Note(CF-S10)のCドライブのインジゲーターが(またしても)赤色表示になっていました。あと数GBしか空き容量がありません。
読み書き速度を重視してSSDモデルを購入しましたので、全容量が256GBしかありません。これまでも空き容量が不足がちで、その度に整理して大きなサイズのファイルを追い出してきました。既に画像や音楽ファイルはCドライブには置いておらず、直接外付けハードディスクに入れるようにしています。
今回も、スキャンした画像が多重に保存されていたものを削除したり、うっかり置いていた画像や動画を外付けハードディスクに移したりして対応しようとしましたが、あまり効果が出ません。それどころか、途中でiOSデバイスのiCloudミュージックライブラリを整えるためにiTunesと同期をさせたら同時にバックアップが走ったため、残り0バイトですとか言われる始末。
あれこれネットで調べてディスククリーンナップをしても大して効果がありません。
いったい原因はどこ?とフォルダごとのサイズ表示のできるソフトを導入し、比率表示を確認。
https://nelog.jp/windows-hdd-arrangementnelog.jp
見ていたら、もちろんWindowsのシステムファイル系が大きいのですが、それにも増して半分以上を占めていたのはiOSデバイスのバックアップファイルのようでした。
とりあえず、古いバックアップを iTunesの設定から削除します(「編集」>「設定」>「デバイス」)。いまや本体のないもののバックアップまで残っていましたので、直近のものを除いて削除。しかし、あまり容量に空きは出ません。iTunesの設定では、音楽ファイルの格納場所を変更することはできるのですが(既に実施済み)、バックアップファイルの格納場所を指定することはできず、デフォルトの場所=Cドライブの中になってしまうようでした。
そして、現在所有しているiOSデバイスは、iPhoneもiPad miniも128GB。バックアップファイルは実容量の倍くらい必要という話もあり、それでは私の環境では耐えられません。とはいえ、iCloudだけにバックアップを置くのも不安だし、第一それでは容量を購入しないとサイズが足りません。
ということで、さらに調べたところ、シンボリックリンクを利用することにより、既定のフォルダでバックアップを取っているかのようにみせつつ実は外付けハードディスクの中に実ファイルを置く、という手がありそうだったので、試行することにしました。手順を丁寧に案内している方の記事を見て実行しましたが、コメント欄を読むとエラーが出て苦労している人が相当多いようです。
まずは、写真をしっかりおもいでばこに送り、バックアップもしっかり取っておき、iCloudには写真を除いてバックアップを作成。2台のデバイスのバックアップを取るのにそれなりに時間がかかりました。
次に、手順に従って、ソフト(Link Shell Extension)を導入(シンボリックリンクを初めて聞いた素人なので、コマンドプロンプトをいじるのはやめておきます)。
案内手順のスクショがWin10だったためか手元のWin7と多少違って戸惑うところもありましたが、ソフトのおかげですんなり操作ができ、無事にシンボリックリンクが作成され、その後ためしたiPhoneのバックアップも無事に新しいフォルダに作成され、バックアップリストにも反映されました(非常に時間がかかったので不安になりましたが、おそらくゼロから作っていたせいで、単純に時間がかかっただけでした)。
両方のデバイスのバックアップも取れ、さらにiCloudバックアップもある状態が確保できたので、従前のCドライブ内のバックアップをシンボリックリンク側に移動(これもサイズが大きいせいか非常に時間がかかりました)。
と、ここまで実施して、Cドライブの容量を確認したところ、空き容量が118GBに回復しました。一体どんだけ取ってたんだ>iOSバックアップ
ということで、ノートPCにもかかわらず外付けハードディスクを接続した状態でないと色々不自由ですが、バックアップや同期作業は家でゆっくりしかやりませんから良しとしたいと思います。これでなんとか暫く(Win7のサポート終了まで3年ほど)凌げるのではないかと思います。
なお、マシンが古いため、Win10がサポート外なのですが、例の無料アップグレード期間にMSからは何度もお知らせが来るので無理やりアップグレードしようと試みたのですが、結局途中で止まってしまいできなかったんですよね。SSDのおかげで速度その他特に不満はありませんから、サポート終了まで使い倒す予定です。その後のマシンをどうするかはその時点で考えるつもりです。