はるなさん(@haruna1221)のiPad著作2作目になる「iPadのはなし」をKindle Unlimitedで読みました。
第2章の「iPadで記録・日記・習慣」は、ライフハック系のお話で、自分のシステムが出来上がってしまっている私としては、「なるほどそんなやり方もあるんだ〜」と興味深く読みました。
この中で、興味を持っていて試行錯誤したけど今のところ挫折しているのが、コンセプトアプリを使ったマインドマップ描き、1年の目標とかテーマの書き出しです。
何度かやってみたんですが、どうも、テキストで書き出すより図的な要素(配置や関係も表現する)を入れると逆に発想が出てこなくなってしまう傾向にあるようで、うまくいきません。お絵かき系のアプリに慣れていないせいもあるのかなぁとも思うんですが。。マインドマップを手書きするのもあまりうまくできない(好きじゃない)ので、専用アプリを使っていた時代もありましたそういえば。
コンセプトもお絵描きアプリの一種だと思いますが、Procreateも触ってみての感想としては、挙動が想像がつきにくくて何をしたらいいのかよく分からないのかな、と。本書の中に、アプリを使いこなすために一番重要なのは「目的を持って操作する」ということだ、という話が出てきます(第1章)。その具体例として、普段別のアプリでやっていることを置き換える、ってのがあるのですが、普段やったことがないことを、新しいアプリでやろうとしたらそりゃハードルが高くなりますね、と。ちょっとこれは棚上げ。
さて、本書を読む前後に、iPad Workers Podcastの倉下さんインタビュー回を聞きましたが、ノートアプリの使い分けの話が出てきていました。
iPad Workers: 手書きの3割をiPadで書くつもりが7割がiPadになった on Apple Podcasts
本書の中にも、はるなさんはGoodNotes5、Notability、Apple標準メモの3種類を用途を分けて使っている、という話がありました(用途は順に、プライベート、仕事、短期メモ)。
私自身も、少し前のエントリで、上記の3つをお試ししていて、Apple標準メモは試してみたけど結局使わなくなった、Notabilityは相変わらず書き込み機能付きPDFリーダーとして使っている、そしてその他をGoodNotes5で、という話を書いています。
あれから結局あんまり変わってないな〜(コンセプトアプリが失敗に終わったということはあるけど)。今は読書メモに苦闘中。。これもアプリ分けようかと考えてもみたのですが、結局やっぱりGoodNotes5に落ち着きそうです。
コンセプトアプリがうまく使えなかった、ということにもつながるんですが、iPad&Apple Pencilでやりたいことの一つに、「簡単に絵で表現する」(ささっと図で説明する)というのがあります。でも、これまで絵や図を描くのって苦手としてきたので(真っ直ぐな線を引くとか丸を描くとかがもう難しい)、そういう「簡単に図を書く」こと自体を、アプリに補助して欲しいんですよね。そう考えると、お絵描きソフトに行くのはちょっと違っていて、ノートアプリの作図機能あたりで十分かな、と。
なので、本書の第5章「iPadでビジュアルシンキング」で「だいたいのものは○△□の組み合わせで描ける」と言われており、その練習方法まで書かれているのは大変ありがたい!早速練習してみました。文字を丸で囲むとか、矢印を引くとかはこれまでもやってきているので、そこにちょっとした「伝わる絵」を添えられるようになりたいです〜。
この延長で、図を書いたときにしばらく押さえていると整った図形になる機能を試していたのですが(これまでもっぱらPDFで下線をひいたり四角て囲む時にしか使ってこなかった)、純正メモではちょっとお節介?のように整った図形が生成されますね。ブロック矢印は対称図形になるし、星の一筆書きは星マークになるし、雲っぽい図を描くと妙に整った雲図形が出現する。挙動が違っていて面白いですが、アプリで差があるのも困ることがあるかもしれませんね。
他にも色々、へえそんなことができるんだ!(ちょっとやってみよう)が満載の「iPadのはなし」でした。