天職の舞台裏

天職と思って日々仕事をしてますが、その舞台裏で色々考えていること、あるいは水面下でジタバタしてることを書いています。

これも仕事のペースで仕事する、なのか?

法務の仕事をしていると、トップから特命事項が降ってくることがよくあります。

ちょっと契約書見て的な軽いものから(通常ルートで依頼してくださいよ、とは言いたいが)、ちょっとこれやり方がおかしいんじゃないのか(不適切処理ではないのか)という問題提起もあり、気付いたベースで投げ込まれるので、様々。

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契約書のような実務的なものは私自身がやるよりもこの道30年の課長職にお任せした方が堅いので、最近はトップから直接投げ込みを受けてる上司(担当役員)も心得ていて、私だけじゃなくて課長職を入れて指示を出してきます。

そしてこの課長職、法務歴は本当に長いしきっちり押さえるところは押さえてくれて、でも柔軟性もある素晴らしい方なんですが、如何せんまだ中途で入ってもらってようやく3年です(すごいプッシュして採用したのもまだ記憶に新しい)。前職よりも当社の方が何かと手間がかかる(現場のリテラシーがあれこれ低い。整理するの大変)のもあって、時間が押すことが多い傾向にあります。側から見てると、持ち時間に合わせて緩急つけることをあまりやらないんだな、という印象がありますね。だからどんどんおしていく。。

そして最近降ってきた特命事項、とある官庁への届出関係だったんですが、なんか必要事項を調べて行ったら沼にはまり込んでしまったらしく、デッドラインがじわじわ近づいてきているのに目処が立たないという事態に業をにやされてまああちこちからプッシュされまくりまして。

ご本人曰く、そこまでの強い姿勢で臨まれるとは思っていなかったとのことで、トップの姿勢を読み誤ったとぼやかれておりました。よくよく考えると、これって法的文書を作成するという類のものではなく、どちらかというと社内事情を汲んで情報を整理して代理人に投げればいい系の仕事だったので、最初に投げ込まれた時にお任せせずに私自身が動けばよかったなぁ、と反省しております。

この手の仕事のペースに合わせて自分が動くというのは社歴の長い私の方が心得ているはずで、入った時に性質を見極めて分担するべきであったな、と。おまけにこれまであまり正面から取り扱わないできた情報に対するトップや役員層のスタンスも予想外のところがあったようで(まあ最初はそう思うよな、とは思いますが。。)、二重によろしくない進捗になってしまったようでした。

取り返しがつかないところに行かないうちに取り返そうということで、またしてもオフィスに出た金曜日になりました。打ち合わせして、方向合わせて、手を動かすところにさらにもう一人突っ込んで、調査して裏付け取ってどこまで動かせるのか確かめてを自分でやってたら目がしょぼつきました(マウス使い過ぎで腕も死んだ・・)。最初からフォーメーション組むんだった〜後の祭り、でございました。

大反省して、次回以降はきっちり体制組んでやろうと決意したことでした。実務面をほとんど部下の皆さんに降ってしまって自分のルーティンがなくなっている私に比べて課長さんは定常業務も多いんで、あまり全面的にやらせられない、という事情もありますしね。