天職の舞台裏

天職と思って日々仕事をしてますが、その舞台裏で色々考えていること、あるいは水面下でジタバタしてることを書いています。

働き方の裁量

少し前に勤務先が企画業務型裁量労働制を導入する等という話を聞いていて、そういえば特許事務所に勤めていた頃は裁量労働だったところを転職して企業勤めに戻ったらガチガチの定時勤務になってしまい当初は有給休暇も少ないしまだ息子2号は小学生になったばかりだしで結構厳しかったことを思い出しました。

弁理士の業務は企画業務型ではなく専門業務型の対象業務となっています。当時はあまり制度の詳細に関心がなく、

5分でも出勤したら8時間働いたことになります。

と社労士さんに言われたことだけを覚えていて出退勤を自由に運用していた覚えがあります(汗)。

特許事務所での業務は基本的には自分で売上を立てるものであるため(出願や中間処理を担当して顧客に請求する)、成果を上げたかどうかが測りやすいものであり、間接業務の割合が低ければ評価について問題になりにくく、運用はしやすかったと思います。

とはいえ、仕事をする環境としては出勤して事務所の中で作業した方が圧倒的にやりやすいので、基本は出勤、子どもの関係でやむを得ないときは柔軟にする形で使っていました。子どもの病気や回復期は大半の時間を自宅で仕事をする、参観や行事のときは前後の時間を出勤する、子どもに寄り添う必要が高い時期は早めに帰るようにしてその分夜に仕事をする、といった形です。

今振り返って見ると、柔軟にするためになんだか四六時中仕事の資料を持ち歩いていた嫌いもあり、オンとオフの区別があるようなないような状況ではありました(息子たちはそれが通常と思って育ったせいか、いつ何時仕事をしていても驚かなくなり、文句を言われたこともありません。それもどうなの、という気がしないでもないですが。。)。

現勤務先でも育休から復帰してくる社員が増えているのですが、時短勤務だけではやりくりするのが相当難しいだろうな、と横で見ていて思います。長時間保育(夜7時くらいまで)の保育園であれば通常はフルタイム勤務も無理ではありませんが、いったん子どもが体調を崩すとあっという間に休暇がなくなります。

要看護状態であっても、注意を払う必要の度合いは様々で、その間仕事ができる場合も多くあったりして、なけなしの休日をもう少し柔軟に使えるとよいだろうに、と思ったりするのでした。

昨今は情報漏洩リスクも厳しくなっていますし、労働環境との見合いもあるので難しいところではあるのですが。