「哲学の劇場」の吉川浩満さんと山本貴光さんは、共著も多く出されていて、対談の形式をとっているものも多い。
そんなお二人の出会いについては、紀伊国屋書店の「scripta」2020年秋号で、吉川浩満さんが語っている。お二人は慶應義塾大学の湘南藤沢キャンパスの第1期生(同級生。ただし学部は別)だそうで、当時「書物の世界に耽溺しつつあった」吉川さんは、
あんなにたくさんの学生がいるのに、本の話ができる友だちはそうそういない。
と嘆き、山本さんの下宿に遊びに行った時に本の山が目についたことから同類では?と思って
ひょっとしてきみ・・・と山本くんに訊いてみれば、中学生のころから岩波文庫を読んできたというではないか。<これは心強い>。それ以来、さいきん読んだ本、これかっら読む本の話ばかりをするようになった。
らしい。
本の話ができる友人というのはなかなかいない、という話はブックカタリストのどこかの回でも倉下さんとごりゅごさんの両方が言われていたと思う。
なんていう話を思い出したのは、先日近所の友人と久しぶりに飲みに行ったときに、最近読んでいる本の話を(酔った勢いもあって)熱く語り、本を知ることができるソース(上記の2つもこれに当たる)についても語り、代わりに?別のソースを紹介してもらい、お互い知的興奮で大いに盛り上がったため。
リアルな友人で本の話がみっちりできるのって貴重だな、と改めて。元を正せば?2000年前後にネットから発した友人ではあるのだけれど、もうそのネット自体解消してしまったからただの?リアル友達である。
覚えのため、現在読みたい本を運んできてくれるソースをリストアップ
哲学の劇場(YouTube):毎週金曜日配信
お二人のTwitterアカウント(@clnmn、@yakumoizuru)もソースとして非常に有用。
ブックカタリスト(Podcast)
隔週金曜日配信だけど間の金曜日はアフターショーが配信される
山下ゆ さんのブログ
新書と新書以外でブログが2つ。私にとって非常にヒット率が高い本が多い。そしてしっかりまとめていただいているので、内容をざっと眺めてから読みたいかどうかを決めることができるので非常に価値が高い。
読書猿さん
ただいま爆売れ中の「独学大全」著者の読書猿さんのブログやTwitter(@kurubushi_rm)。当然というか。。