天職の舞台裏

天職と思って日々仕事をしてますが、その舞台裏で色々考えていること、あるいは水面下でジタバタしてることを書いています。

仕事のペースで仕事する難しさ

「天職だよこれが」とか思っていた係争対応の現場を離れてはや数年です。

私が入社する前からやっていて、最盛期?は二人三脚のようにしてどっぷりこなし、件数が減っていき私の職掌が広がってもやっぱり現場で担当をしている部下。なかなか一緒になって走ってくれる人材が見つからないというか育てているつもりが逃げられるというか。。

ともあれ、そんな状況なので、新しく人を育てつつ、実質一人で回しているのですが、最近ディールが大詰めになってきたところ、ありがちなことに契約締結期限をずいぶん短期で区切られまして、それが深刻なのかどうかの見極めを誤ったようで(主要な契約条件が合意できていればOKかと思った。このパターンは割と多いです。)、真剣にその期限までにサインが済んでないと重大な問題を引き起こすということがあと数日というところになって判明。

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それまでにできることはあっただろう(相手方の社内事情なのでよくわからんとはいえ、きっちり締めておくべきではあった)と思っても後の祭りで、社内の手続きを全部すっ飛ばすというわけにもいかず、契約文言のチェックを双方でやっていくと結構時間がかかるし、並行して稟議を上げていたら修正が入ってもう一回決裁取るのどうなの?みたいになり。

その様子を見ている部下の皆さんから「完全にテンパってる」とか「「至急だから」って何十回言われたか分からない」とか呆れられてしまう状況で、打合せしていても関係ないところでまで空回りしている感があって、走っている電車の中で自ら走っている人のような感じに見えました。

いうまでもなく、この手の仕事はその仕事のペースに乗るのが重要なわけですが、そこまで気持ちが追い詰められてしまうっていうのもどうなの、とか思って見ていたのですが、自分が当事者だった頃のことを思うと、こんな記事を書いていたことがあり、やっぱり渦中にいると難しいのね、などと思ったことでした。

backstage.senri4000.com

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アドレナリンの過剰放出のような状態は、気をつけないとしばらく後を引くし、周りにあれこれ撒き散らしたものの後始末も必要そうですが、とりあえずサイン自体は無事に完了したのでした。

いやはや。メタ認知って大事だな、という結論に。