天職の舞台裏

天職と思って日々仕事をしてますが、その舞台裏で色々考えていること、あるいは水面下でジタバタしてることを書いています。

サービス担当者会議

母の介護認定について、2018年10月に要介護2から要支援2に変更され、その期間が3年間でした。

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今年が期限だったわけですが、このコロナ禍で状況に大きな変化がない場合は特例で1年延長申請ができるということだったため、延長申請をしてもらい、このほどその許可がおりました。

通常、介護認定の更新時には、ケアプランの更新とサービス担当者会議が開かれますが、今回は延長であるため、マストではないけれど、10月初めに母が体調を崩して救急搬送されたこともあるので、一度会議を開いておきたい、というケアマネさんの意向(ありがたや)で、サービス担当者会議を開いてもらいました。

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介護事業者さんたちって、それはもう分刻みで忙しいらしく、いくつか行けそうな日程を提案してください、とお願いしておいたらまさかのピンポイント指定でしたが、妹と2人、なんとか調整して実家に駆けつけ、1時間弱の会議の後、午後から仕事に戻るから!と母とゆっくり話をするまもなくドタバタと引き上げて来ました。

そして、3年の時間が経つ間に、担当の事業者さんも代替わりしていて、ケアマネさんはじめ、ヘルパーの責任者さん、訪問リハビリの先生も変わっています。担当替えだったり辞められていたり。3年前と同じなのはデイサービスの方だけでした。

ケアプラン

基本的には変更ありません。何しろ3年前に作成してもらったときに、介護保険を目一杯使って、見守りを兼ねて週に6日何かしらのサービスを受けられるようにしてもらいましたので、これ以上望むべくもないというか。

ヘルパーさん45分を2日、訪問リハビリ20分を2日、デイサービスを2日です。

緊急時・体調不良時の対応

上記のサービス体制が功を奏して、前回母の体調が崩れた時はまさに訪問リハビリの最中だったわけです。

現在訪問リハビリに来てくれているのは、開始してから3人目の方で、最初の方と次の方は理学療法士さんでしたが、現在は作業療法士さんです。一時は理学療法士と作業療法士で1日ずつのこともあったのですが、ここ数ヶ月は作業療法士さんだけで落ち着いているようです(その説明は聞いてないけど)。この事業所は、訪問看護師さんも所属されていて、月に1回は看護師さんも訪問してくれて、あれこれ測定や体調の確認もしてもらっています。

ということで、リハビリの最中に体調が悪くなって、血圧が下がり、血中酸素濃度が下がっていき、という中、看護師さんにリモートで相談して対応してもらったようでした。並行してケアマネさんに連絡を取り、ケアマネさんが駆けつけてくれて、二人で対応してもらったわけです。

そこで、ケアマネさんが言われるには、救急搬送しようかという話をしているときに、母がうわごとのように「救急車は呼ばないで」と何度も繰り返していて、通常の介護サービスではご本人の意向を尊重するんだけれども、我慢強い人なので、意向を聞きすぎて大事になったらまずいと思って、母の携帯電話を使って妹に連絡した、とのことでした。今後も同じようなことは起こりうるので、こうしたときに悩む・迷うことのないように、方針を決めておきたい、と。

幸いなことに、母はこれまでこうした体調の急変のようなことは起こっておらず(なので今回の症状に本人がとても驚いていた)、ちょっとした不調はあっても日常生活に支障があるようなことはなく過ごしてきました。なので87歳の今も(毎日あれこれお手伝いをいただきつつ)一人暮らしを続けていられるんですね。そういうこともあって、こちらも、いきなり体調が崩れた時にどのような対応をすべきなのかについて考えずにこれまできてしまったのでした。

緊急時

本人の意向第一ではなく、必要と思われる処置・対応をして欲しいこと(手遅れになっては困るし、プロフェッショナルを信頼しているので)、連絡は仕事中とか気にせずに私・妹のどちらにでもいつでも入れて欲しいこと(どうしても出られないことはあり得るが、二人ともそういう状況にあることは稀)をお願いしました。

また、今回のように誰かと一緒の時は対応してもらえて良いのですが、1日を過ごすデイサービスはともかく、ヘルパーさんやリハビリは1日のうちのわずかな時間です。その他の時間に自分では動けないような事態になったら、まずケアマネさんに連絡する(私や妹に連絡するよりケアマネさんの方が近いし必要な連携も取って動いてくれる)。そのために、母のシンプルスマホのワンタッチボタンにケアマネさんの事務所を登録しました(しかし年寄りにはスマホは使いにくい。タッチパネルで階層が深くなったり、戻るのも難しい)。

さらに、市から配布されているアルソックの見守りサービス(緊急ボタンが付いているやつ)も使えるんじゃないか、という話になったのですが、どうも活用したことがない(練習が要りますよね、こういうのって)ため、母としては月に1回「お変わりありませんか」という電話がかかってくる機械という認識になっていて、何かあった時にこれを押そうという気にはならなさそう。。。いつも首から下げているわけでもないし。こちらはもう一度説明書を読んで充電もチェックすることに。

そして、これも市から配布されている、緊急時に確認するための書類入れ(筒状のもの)があって、冷蔵庫に保管しておく(そしてそのマークを冷蔵庫の扉に貼っておく)ことになっており、ちゃんと書いてセットはしてあったのですが、こちらも母もすっかり存在を忘れており、情報が古くなっていましたので、これも更新しよう、救急時にはみてもらえるようにしよう、という話になりました。

体調不良など気づいたこと

緊急ではないけれど、受診した方が良いのではとか、サービス提供者の方から私たちに伝えたいことがある場合があります。こうしたときも、基本的には本人と話をしているのですが、本人がそれを私たちに伝えてこなかったり、本人の中で考えているうちに話が違う方向に行ってしまったり、そもそも本人が忘れてしまったり、ということが起こります。

今回の救急搬送後も、腸の調子がなかなか戻らず、長いこと便の排出がなくて、看護師さんからかかりつけ内科の受診を勧められていたのですが、母は「食べていないんだから出ないのはあたりまえ」と言って受診はしなくてもいいと言ってそのままにしていた、ということがありました。

このような、すぐ対応した方がいいことは電話してもらった方が良いのですが(都合をつけて受診できるように調整するのはなかなか大変)、そこまで急を要するわけではないけれど、日常見ていて、小耳に挟んだことから、伝えておいた方がいいこともあるとのことだったので、これまでも何かの裏紙にメモして置いてもらったりしていたのですが、連絡ノートを作って常備することにしました。

いつまでも

このまま変わらず暮らして行けるといいのですが、何しろもう87歳ですからね。いつなんどき急に何かがあってもおかしくないのだな、ということをちゃんと理解して、慌てずに対応できるように、いろいろなことを更新していきたいと思いました。

そしてやっぱり隔週の訪問はマストだな、さらに、新しくきた書類の整理・スキャンだけじゃなくて、整備してあることのメンテナンスも気をつけて行かねばな、と思ったのでした。