天職の舞台裏

天職と思って日々仕事をしてますが、その舞台裏で色々考えていること、あるいは水面下でジタバタしてることを書いています。

5月の取締役会

3月決算会社は、4月末から5月半にかけて決算発表シーズンです。

勤務先会社は、3年ほど前までは、決算発表(決算短信の公表)を4月末に設定し、4月の取締役会はその決議をするために定例日(第9営業日)ではなくGW直前に設定されていました。これは四半期が締まって翌月の四半期決算発表時期も同様で、7月、10月、1月は取締役会日程が遅くなっておりました(このため、次の取締役会が2週間後に来る、という不便さもあった)。

証券取引所の要請で、できるだけ早く決算発表をする必要はあり、上記のような進行になっていたのですが、ここ2年ほどはそこまで頑張って決算翌月の間に発表しなくても良いだろうという方に傾き、期限ギリギリの翌々月半ばにするようになっています。こうすると、概ね定例日の前後に決算取締役会という日程になり、あまり月毎に大きく日程が動かないので実務方としては予定が組みやすいという面もあります。

4月に決算発表していた頃は、4月に決算短信、5月に計算書類等の承認と株主総会の招集、6月は株主総会のリハーサル日程に合わせる、といったスケジュールになっており、5月の取締役会日程は、株主総会開催日⇨招集通知の発送日⇨印刷開始日から逆算した日程で、定例日よりは少し遅めになっておりました。4〜6月の取締役会は決算と総会で異例日という形ではあったものの、まあそれで通っていたわけです。

決算発表を遅くしたところ、すると5月の半ば(45日の期限ギリギリだと不測の事態が心配なので、1日〜2日前になります)に取締役会を開く必要があり、とはいえ当社の株主総会は集中日頃の6月末ですので、逆算した日程だとそれでは早すぎる。早い分には良さそうに思えますが、そもそも株主総会の日程が6月末ギリギリにしたいこと自体、決算や監査の日程をできるだけ取りたい(そうでないと回らない)からです。

決算数値が確定して出てくるのが4月末のため、招集通知の作成もその後が山になり、半ばに決議して校了って無理〜という感じです。

このため、各所に調整してみても、決算発表に合わせて計算書類の確定は難しいという結論になり、同日の取締役会で両方決議は無理になってしまいました。決算短信を固めてから会社法の計算書類に取り掛かる、という長年の実務慣行がよろしくないのでは?という気もするのですが、てんてこ舞いまいしている経理にそこを突っ込んでも答えは返って来ませんし。

結果、5月は1週間ほどの間で2回取締役会を開催する、1回目はは決算発表、2回目は株主総会関連、という形で定着しました。どっちが定例日なのだ?というのはよく分からず、間に合う方に議題を提出している形です。そうだ、昨年秋から始まった事前説明会は、2回分を一度にやりました。だいぶこれも慣れてきて、質問が噴出するということも無くなって来ており、当日は一度説明済みなのですんなり通過するという形で落ち着きつつあります。

そんな5月の取締役会1回目が本日でした。私の説明議案は本日1つ、来週2つです。春は多い!