今年の4月のグループ再編で、持株会社と中核事業会社を合併しました。
同時に執行役員制度を導入し、事業会社の取締役は執行役員に横滑りするとともに部長級や子会社社長からの執行役員を新たに選任し、旧事業会社の取締役会よりも執行役員会の構成員は増加しました。執行役員も、執行役員会も、会社法上の機関ではないため、設計は自由で、取締役会の時代よりも決議すべき事項が減り、より審議(ディスカッション)が中心になっています。
取締役会の方でも感じることですが、付議すべき事項なのかどうかを厳密に考えるよりも、この会議のメンバーでディスカッションすべき話なのかということが重要になっており、決議の前に何度も議題に上がって審議することが増えました。参加者の理解も深まってよい傾向。正式な意思決定は稟議書で行うが、事前審議を義務付ける、というルールになっているわけでもないのですが、意見を事前に聞いておいた方が良いだろうからという持ち出され方も増えているように思います。
いわゆるアジェンダセッティングを事務局の方で積極的に行うことまではしておらず(できておらず)、報告したい・審議したいネタを持っている部門に声をかけて収集している状態です。上から報告するように降ってくることはままあるわけですが。
という感じなので、議題を収集してみたらあっさり定例ものだけの月もあれば、非定例の報告・審議議案が目白押しの月もあります。執行役員会も取締役会も月次開催ですが、執行役員会の方は、全社的な他の会議体がある月はスキップする運用です。全社の商品企画会議や事業戦略会議、次年度の事業計画の検討会などですね。
私自身は取締役で執行役員は兼務しておらず、執行役員会の構成員にはなっていませんが、陪席参加はしており、他の取締役も同様です。陪席ですから通常はオンライン参加にしていますが、執行役員の面々は基本会議室での対面になっています(遠方拠点から数名オンライン参加あり)。取締役は社外・非常勤が大半ですが、私自身は業務執行をしている関係上、執行役員会で報告をしたいとか(して欲しいと言われることもある)、意見を聞きたいとかいうネタもたまにあります。そういう時は、渋々?オフィスの会議室から出席します。周りの反応を見るには会議室の方が便利だから。
執行役員会の予定時間は、10時開始で16時終了程度が事務局の用意したタイムスケジュールですが、冒頭の社長挨拶が長時間だったり、各議案でのコメントや意見聴取が長かったりすると簡単に予定をオーバーし、耐久レース的になります。
本日の執行役員会は、そもそも非定例の議案が10もあり、想定スケジュールの終了時刻は17時ごろになっていましたが、最初の2つほど済んだところでの休憩中、
今日は何時に終わるんだろう。。
の声が漏れ聞こえるようになりました。。リハーサル的な審議がされているものとそうでないものがあり、その場で社長から突っ込まれて撃沈するものもあり、いろいろですが、何しろ事案のペースに会議のペースを合わせる方針であるため、時間がかかるからこの辺で切り上げよう、ということにはなりません。
みなさんわかっていてのため息ですが、仕方なし。結局本日の終了は20時でした。10時間耐久レース。。ああ疲れた。
しばらくオンラインに引っ込んでいたい、と強く思いましたが、しかし、来月も出番があるんではないかという不穏な予感がします。ううむ。
リアルでこの会議に出ると家事を差し込んだり運動を差し込んだりして自分の調整をしつつ参加ということが一切できなくなるので、私自身の生産性はとても下がります。頭をクリアにして、適切にインプットしたものを咀嚼して考えて当てはめするのって、心身の状態が良くないと質が落ちるんですよねぇ。。
ひとまず本日はおしまいで、うっかり帰ってきてから晩御飯を普通に食べたら胃が重いです。明日は取締役会(私にとってはこっちが本務)。