天職の舞台裏

天職と思って日々仕事をしてますが、その舞台裏で色々考えていること、あるいは水面下でジタバタしてることを書いています。

監査役仕事

昨年から、小規模子会社の非常勤監査役を拝命しております。たいそう小さいので、もちろん会計監査人は非設置です。ちょっと毛色の変わった事業をしている会社でもあります。そして私は監査役をするのは初めてです。はて、何から手をつけたらいいのだろう?と悩ましいところです。

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親会社の監査役に相談したところ、こちらを薦められました。当マニュアルは、3部構成で、第1部は「監査役の会計監査の基礎」、第2部が「会計監査の実務ーチェックリスト等」、第3部は「会計監査品費設置会社の監査役のための会計・監査基礎用語」となっています。

http://www.kansa.or.jp/support/library/misc/post-101.htmlwww.kansa.or.jp

ごく小規模な会社であっても上場会社のグループの一員であることから内部統制システムの整備・運用は求められるところで、そのあたりの加減も加味されていてありがたい限りです。この会社まだ設立したばかりで進行期が第2期のため、前任監査役もおりませんで、グループの他の会社の監査状況を横目で見ながら自分で手探りして監査計画立てたり実行したりするしかなさそうだな・・・、と。

私の常勤先オフィスからも離れたところにあり、経営会議や取締役会には出ているものの、これもテレビ会議越しだったりするので、どのくらいの頻度で訪問するかというのも思案中。出張のついでに行きます!と言えるのが一番無理がなさそうなんだけど、今や出張自体も減少不定期なのでうまく当てはめるのがちょっと難しいところがあります。今のところ歓迎されている感じなので、早めにメンバーの皆さんともしっかり顔を繋いでおきたいなぁ。

何やってるのかが分かる、という実体面と、それをどうやって社内で回しているのかが証跡として残っている、という手続き面を両方目配りするのが定常業務になるかなぁ。会計数字についてはグループまとめて本社経理がやっているのでこれは自席の隣なんですが、どうやって処理されているのか質問ができる程度に知識をつけないと、月次決算書渡されてもさっぱりわからないのでありました。とほほ。

監査役協会の新任監査役向けのセミナーに行ってみたり、書籍を買ってみたりもしておりますが、どうしても全体向けのって、上場会社・監査役会設置会社向けの部分が大きく、そして、私自身は上場会社の法務責任者で、普段はそっちの目線で仕事をしているため、ついつい意識がそちらになってしまいがち。いやいや子会社の監査役としてやるべきことは何?なんですけど。

と、ほんと手探りで、内部監査室の説明に同行して茶々入れしたりしている昨今でございました。

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