天職の舞台裏

天職と思って日々仕事をしてますが、その舞台裏で色々考えていること、あるいは水面下でジタバタしてることを書いています。

飽きのこない仕事?!

家事とか散歩とかの日常生活のルーティンを繰り返すのはあまり苦にならない方だと思いますが、仕事については3年もすると飽きがくるという傾向があります(爆)。以前、このブログにもそんなことを書いています。

backstage.senri4000.com

3年も同じ仕事をしていれば、大体の見切りがつくというか、想定の範囲に収まってくるため、繰り返し感が強くなります。そこからさらにということになると、広げるか深く掘るかの2方向が考えられますが、どうやら私は深く細かくという方向にあまり興味が行かないようで、広げる機会がないと飽きてしまうようです。

ストレングスファインダーの強みとの関係を読み解いてもらった際の記事にも書いておりますが、自分の志向との関係が強そうです。

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知財職から法務・コーポレートへ

今の勤務先に知財専門職として転職入社したのが2008年の3月。係争に明け暮れたり発明の創出や権利化の仕組みを整えたりしつつ隣の法務が崩壊しかかったので面倒見ろと言われたりしながら2017年の4月には法務部長になり、同時に株主総会の運営統括を引き継ぎました。ここまで9年、ここから7年。

正直なところ、知財の仕事は領域としては狭く、関連させて広げようと思うと自社の中ではあまりニーズがなかったり、かといって外に出るには自分のバックグラウンドが不足していたりでうまく行きませんでした。知財の中でも自分のホームがニッチすぎるのでしょう。分野としての面白さはあるけれど、コアのところを掘っていけるほどのものがないというか。

一方、法務部長としての仕事として引き受けた中で株主総会の運営が中心であったため、ここから発展してというか深く掘らざるを得なくなったのが会社法や開示・IR、金商法などのコーポレート法務(株式やファイナンスも)です。

元の上司が管理部門全部を管掌していて、元々は経営管理畑から広げてカバーされてきたところ、そうすると法務系は畑違いで少し手薄くなりがちで、ちょくちょく下問があるという状況でした。当時は問われた背景がよく分からず、右往左往して考えていたことも多かったように思います。

コーポレートのうち?、ということで内部監査担当が加わったのが2021年の4月。独立性に疑義がないのかしら、とか思いつつ、まあ法務と兼務していることの利点もそれなりにあったかなと思います。とはいえ、ここはどうも領域を広げるのが自分的にうまく行かなかったという評価。ルーティンが多かったこと、全力で自分の手で回すのを(兼務もあって)躊躇い・怠ったことで、どうもうまくいきませんでした。

業務の内容が自分の志向に合わなかったわけではないと思うのですが、やり方についてはそう思うことが多く、それをうまくかえさせることができませんでした。現在の部門長を見ていると短期間にグイグイ変化させており、上手いな〜と思います。

そして現在

現在のポジションは、法務・コンプライアンス・内部監査の担当です。法務部長は兼務のまま、監査室は担当役員のみ。かなり管掌範囲は狭目で、無論法務っぽい問いは降ってくるものの、組織再編の方にフォーカスが行っている状態です。

株主総会の運営は、今年で8回を数えました。3年くらいやった頃にそろそろ飽きてくるのではなどと心配していましたが杞憂で、毎年毎年何かしら新しいことが起こったり起こしたりしており、仕組みも含めて慣れてきてもまだ飽きるほどに至っていません。

昨年6月以降、上司を挟むことがなくなり、トップとの距離が近くなったことで、適切なやり方を掴むのに少し時間がかかり、やらかしたりもしましたが、概ね慣れて回せるようになっています。

ギリギリどこまで後ろに倒せるか

オーナー系会社ということで、トップの意思決定ひとつで全社の動く向きが変わります。組織再編は、かなり進行中で、そろそろ機関決定をする、すなわち外部に開示をしていく時期に差し掛かっています。ということは、その準備をしている実務方は詳細なスケジュールを組んで動かしている状況です。

定時総会周りでも期末から決算期は同様の状況にあるわけですが、通常であれば2月〜3月に決まっている体制について

ギリギリ遅らせるとしたら、いつまで大丈夫ですか?

と問われたのは記憶に新しい。

で、少し前にも、

いつがタイムリミットですか?

と言われたりしました。(え、またですか〜)

今週に入って、

ちょっと検討しなくてはならないことが出てきたので、一旦保留してください。場合によっては中止したり延期したりすることになるかもしれない。

と宣言され、部下の皆さんが進めているあれこれについて急ブレーキをかけたことでした。ぐすん。完全に正式に決定するまではやっぱり動かすのは無理だったか〜と改めて。もういい加減大丈夫かと思った私が甘かった。

そんなこんなで飽きている暇がない現在の仕事でございます。。