91歳、一人暮らしの母です。この4月の区分変更により要介護2になりました。
5月のサービス担当者会議を経て、現在は、
- 月曜、水曜、金曜の週3回デイサービスへ
- 火曜と木曜の週2回訪問リハビリ
- 火曜と土曜の週2回訪問ヘルパー
- 月1回、看護師訪問
となっています。日曜日を除き、毎日介護サービスの誰かが接してくれる形です。
また、一人暮らしの高齢者ということで、その他のサービス提供でも見守りが任意で付いている場合もあります。
自治体から補助が出る配食サービスを週2回お願いしていますが、必ず毎回手渡しで現金払いにし、普段と違うことがあれば連絡先である私のところに電話がかかってくることになっています。
母の毎日は、こんな感じで毎日何かしらあって賑やか。
また、買物が不自由なので、もう10年くらい生協をお願いしていますが、先日たまたま配達日に実家にいて配達員さんにお会いしたところ、念のため連絡先を教えてくださいと言われたので私の携帯番号をお伝えしました。お一人暮らしなので何かあった時にお知らせできるようにとのことで、ここでも見守りしていただけてありがたい。
連絡が4回
そんなみなさんの見守りで毎日穏やかに暮らせている母ですが、今週の火曜日は常ならぬ連絡が何度も入りました。
配食サービス
お弁当の配食サービスは、毎回朝一番、8時過ぎには配達してもらっているようなのですが、8時半ごろに電話がありまして、
いつものように配達に行ったんですが、ピンポン鳴らしても出て来られないんです。
うーん。トイレか?起きていないのか?不明ですが、火曜日だったので、9時からヘルパーさんが来る予定であることをお伝えし、他を回ってからもう一度行ってもらえることになりました。結果、2回目で届けてもらえたようで、その後の連絡はなし、ヘルパーさんの訪問記録に2回目で受け取ったことが書かれていました。
生協
火曜日は、生協の配達日でもあります。午前中の会議でひたすら喋っている時に生協の配達員さんから電話がかかってきてさすがに出られず、「ただいま電話に出られません」をタップしたら留守番電話に入れてもらっていました。曰く、
転んだみたいで倒れてみえて、ちょっと心配になったのでご連絡しました
うーん、何があった?となりつつ、この日は午後一番で訪問リハビリさんが入るので、何かあればまた連絡があるだろうと待機モードに。
ケアマネージャー
昼休みにケアマネさんからメッセージが入りました。
作業療法士さんがリハビリに訪問したところ、仏壇の前でうつ伏せに倒れていたとのことで、看護師さんを呼んでみてもらっています。状態によっては救急搬送もありうるとのことです。
ええ〜。転んだんじゃなかったのか?何があった??
訪問看護師
電話がありました。
倒れていて、意識はあるけれど、足の踏ん張りが効かなくて立ち上がれないので作業療法士て2人がかりで起こしてダイニングの椅子に腰掛けさせました。バイタルは落ち着いているので救急車を呼ぶほどの状態ではないですが、このまま放置するのはよくないと思うので、かかりつけ内科でいいと思いますので本日この後来てもらって受診した方が良いと思います。
すぐすぐには動けないので、立てないような状態ならベッドに寝かせてもらった方が良いのでは?と申し出、トイレに行かせてもらってベッドに誘導してもらうようにお願いしました。ついでに携帯電話も枕元に置くようにして。
動員して対応
ここまでの間に妹には逐次状況を共有し、今日動けるかどうかも検討していました。この日は私自身が例の舌下免疫療法のための耳鼻科受診日で、予約済み、看護師さんと電話している間に刻一刻と予約時間が迫る。
幸にして、夫が在宅で(引越し準備に勤しんでた)あったため、相談し、車で耳鼻科に送ってもらい、そのまま実家に連れて行ってもらうことにしました。途中仕事を大慌てで片付けているという妹を職場に寄ってピックアップ。
実家に着いたところ、母はベッドで眠っていました。テレビがついたまま爆睡中。。しばらくしたら起きたので事情を聞くと、前日のデイサービスから帰ってきて疲れたみたいで少し横になったらそのまま(TVもつけたまま、着替えもなく)朝まで眠ってしまったとのこと。それで配食サービスの配達の時も寝入っていて出られなかった模様。
そして確かに、立とうとしても足に全く力が入らないようでうまく立てない。これは連れて行っても大変じゃないか?となりましたが、支えて立たせてみると、一旦立てば歩くことはできるようで、座位から立ち上がるのってパワーが要るんだな、と改めて思いました。夫や妹の手を借りつつなんとかトイレに行き、靴を履かせ、水分取らないとまずいよね、で冷茶を作って携帯マグを持ち、内科へ向かいました。
受診の結果
いつもの内科の先生です。こちらでは、普段高血圧のための降圧剤とコレステロールの薬を処方してもらっています。血圧は、特に問題がある数字ではなく、先生曰く
トイレでおしっこ出た?
水分不足で脱水症状ではないか、との見立てでした。経口補水液を買って、しっかり飲ませて、と。
母によれば、トイレに行ってもあまり出ていないとのことで、前日帰ってからずっと寝ていた関係で食事もしていないため水分を摂る機会もほとんどなかったのだと思われます。。。持参した携帯マグのお茶を飲んでいるうちに、だんだん意識もしっかりしてきました。足元も同時に。
いや水分大事ですよ。。暑い中、感じにくいので冷房ちゃんとつけていなかったのだと思われます。
ということで、処方薬をもらった後でドラッグストアに行き、OS-1のボトルとゼリーの両方を買って帰りました。早速ゼリーの方を飲ませたら、何度も
これは冷やした方が美味いな
と繰り返しておりました。冷蔵庫に入れたから、後から食べてくださいね。今は仕方ないからね。
聞こえの不調
このように脱水での体調不良だったわけですが、なんと、いつもの3倍増しで聞こえが悪くなっていて驚きました。補聴器入っているのに、耳元で大声で話しても聞き取れていない。改めて、聴こえって耳と脳の共同作業なんだな、と思います。だんだん回復してくると、聞こえの方もマシになってきました。
翌日以降
受診してドラッグストアで買い物してついでにスーパーでお米を買って帰り、配食サービスのお弁当が手付かずだったのでそれをレンチンして晩御飯に食べれるように用意し、概ねこの時点で水分補給が十分になってきたようで、回復が見られたため、撤収しました。夜とっぷり。。
みんなぐったりして帰り、なんとかなってよかったね、と言ったのですが、翌日ケアマネさんから電話があり
本日デイサービスからお迎えに行ったところ、エアコンがついてなくて用意も全くできてなくて赤い顔でぼーっとしてたとのことです
なんだと〜。全然懲りてないじゃん!!(怒)
この暑さでは、冷房入れっぱなしにしておかないと、感じない高齢者は切ると入れ忘れるので命の危険があるんですよ。。
ということで、たまたまその翌日に整形外科の定例受診日で付き添い予定の妹に、あちこち冷房切らないように張り紙したうえでリモコンを隠してもらいました。とほほ。。室温も壁掛け温度計をあちこちにセット。
だんだん調子は戻ってきたようで、聞こえも平常になり、翌日はちゃんと受診の用意をして待機していたそうです。ほんと調子の振れ幅が大きくなっているな〜と思いました。
そして、みなさんのおかげでひとまずなんとかなっています。年に数回(1〜3回くらい)これに類したことがありますが、その度に誰か彼か対応して訪問看護師さんが来てくれて初期対応をしてくださるのでその後対応で間に合っている感じがします。その度にどっと疲れますが、その程度でなんとかできているということもできると思います。なにしろ一人暮らしが継続できてるんですから、すごい。