AirPods Pro 2で、ヒアリングチェック(聴力検査)ができるように、そして、その結果に基づいて、聴力補助(補聴器の機能)ができるようになりました。2024年10月25日にリリースされたAirPods Pro 2用ファームウェア7B19から導入されたようです。
私はもう何年も健康診断の聴力検査で引っかかるという聞き取りに難のある人です。去年重い腰を上げて久しぶりにちゃんとした耳鼻科の聴力検査を受けに行ったら10年以上経過していて呆れられました。。
この記事の中で書いているように、日常生活で支障がないとは言えないのだけど、特にリモートワークになって以降、仕事ではWEB会議が主流になって調整が効くようになったため、なんとかなってしまう状況で、そのまま経過しています。
ということで、このヒアリングチェック・補助機能はとてもありがたい。噂を聞いてから心待ちにしてました。
ヒアリングチェック
アップルの公式説明はこちらです。
AirPods Pro 2でAppleのヒアリングチェックを受ける - Apple サポート (日本)
自宅で静かな環境と心の余裕ができたタイミングでやってみることにしました。上の公式案内にあるように、
- AirPods Pro 2を耳に装着する
- 設定>AirPodsの順に選択し、
- 「Appleのヒアリングチェックを受ける」をタップし、画面の案内に従って操作
- トーンが聞こえたら、画面をタップ
で進みます。
きっと分かりやすく動画で説明してくれる人がいるに違いない!と思って探したところ、専門家が解説してくれてました。
健康診断の聴力検査はあっという間に終わりますが(そしてヘッドフォンつけていても周りの雑音がどうしても入るので良く聞こえないし、検査する人が「え?これ聞こえないの?うまく音が出ていないのかしら?」みたいな顔をするので落ち着かず、さらにうまくいかなかったりする。。。)、詳細なチェックなので、片耳5分くらいかかります。かなり集中しないといけない(聞こえがよくないので、聞き逃さないように頑張ってしまう)ので結構疲れます。。
ということで、頑張って両耳やりました。結果、やっぱり軽度難聴と。耳鼻科で精密検査してもそうなので、ある意味信頼がおけるというか。。やっぱりなぁでしかありませんが。
左右差もないんですね。ほとんど。上に貼ったもじゃもじゃ先生によれば、1ヶ月に1回くらいチェックしておくと良さそうです。確かにね〜。10年も放置してはいけません。心電図は毎日測ってるわけなので、聴力チェックも1ヶ月に1回くらいはしましょう。。かかる時間が段違いに長いのと集中力がいるのであんまり頻繁にはやりたくないんですけども。
ヒアリング補助機能
ヒアリングチェックを受けておくと、補助機能が使えるようになります。
AirPods Pro 2でヒアリング補助プログラムを使う - Apple サポート (日本)
もじゃもじゃ先生の動画の中でも言われていますが、一番聞こえが辛いのは、ざわざわした居酒屋のようなところです。会議室もそこそこ辛い。大勢が一堂に会していて、複数人が同時に話したりしていると聞くべきものだけ取り出して聴こえてほしいけどそれが難しくなります。
ということで、先日同窓会的忘年会に出た際に試してみました。かなりざわついた飲み屋だったのですが、それほど聞き返すこともなく、コミュニケーション取れた気がします。ありがたいわ〜。
また、別の機会に部下の数人で軽く夕食をとる機会があり、何かの拍子にこの機能について説明したところ、誰もそんな話は知らなくて、そのうちの一人から、
だとすると、イヤホンつけて音楽でも聴きながら喋ってるんじゃないの?とか思わずに、そういうヒアリング補助機能を使ってるかもしれないんだ、と認識を改めないといけないですね
と言われました。まさにそうで、もっとこの機能のことが広まってほしいし、自分でも積極的にアピールしようと思いました。もじゃもじゃ先生の動画の中でも同趣旨のことが言われています。
まだこれで使い方がいいのかどうか、自分に合ったものは?と試している最中といった感じですが、OTC補聴器が手に入った感じはとても嬉しいです。バッテリーの持続時間は気になりますが。