天職の舞台裏

天職と思って日々仕事をしてますが、その舞台裏で色々考えていること、あるいは水面下でジタバタしてることを書いています。

Evernote脱出プロジェクトを開始

先月の初め、Evernoteからメールが来まして。

あなたのEvernote Personal アカウントは、2026年5月11日 にEvernote Advancedプランに移行し、年額 USD 249.99 の価格となります。

え?と、そして、今のPersonalプランの価格っていくらだった?あえて書いてないなEvernote。。。昨年のメールを検索したら、 USD 129.99でした。倍かよ。

ということで、いやそれはあんまりでは?という思いと共に、重い腰を上げて脱出(移管)を進めるべき時が到来したのだろうと思いましたとも。

過去からの変遷と現状分析

私は10年以上Evernoteを使っていますが、そんなに使い込んでいる、ということはありませんし、以前に比べると今やすっかり書類の保管庫に成り果てているという所感を持っています。おまけにその保管庫から一度に書類を取り出そうとしたら大変面倒だった、という経験をごく最近したりもしています(母の介護認定関係で)。

ですから、ここまでの運用の歴史と、現状の分析、検討項目などをしっかり考えてから、移行先とその運用を考える必要がありそうです。

軽くGeminiに相談して、Evernoteのノートブック一覧をスクショしてスプシにしてもらおうとしたら全然うまくいかなくて仕方なく自分でやりました(泣)。

ここでよく考えたら、私のことですから、Evernoteの遍歴についてもブログに書いているはず。せっかく資産化したものですから今こそ生かすときでは(大げさ)!

backstage.senri4000.com

ということで、Claude Codeに、ブログ4500件超の記事の中からEvernoteに関するものを読んで分析してもらいました。どうやら155記事ほどあったようです。サクッと年表にしてくれました。(そうか、過去記事ってこうやって使えばいいのね。これまで自分で全部検索して読んで来たのだけどそれなりに大変だった)

時期 役割 主な使い方
2010〜13 (休眠) 課金していたが放置
2014〜15 思考と実行のシステム InBox巡回、Active/参照資料、家族共有、書類デジタル化の受け皿
2016〜18 情報の集約箱 ScanSnap連携で書類を大量投入、知的生産の図中で「巨大なdocument bank」
2019〜21 保管庫+自動転送先 たすくま・ツイエバ・Feedly・Webクリップの送付先、チェックリスト
2022〜24 検索可能な書類保管庫 巡回システムは崩壊、OCR検索が拠り所。InBoxに1500件滞留
2025〜26 断片の一つ 情報の分散先の一つとして自覚、整理の必要を感じている

この段階で、論点(検討すべき点)もざっくり上げてくれていたところ、スプレッドシートで作っていた構成をcsvで共有しまして、ブログの記事と現在のノート構成を合体した全体像を作ってもらいました。

そして、いつもClaude Codeが働いてくれているフォルダの中に、「40_Evernote_Migration」フォルダを作成し、その中でフォルダ構造を作って作業していきましょう、と。

検討すべき点(論点)と全体ポリシー

疑問を解決しつつ論点を整理していきます。その上で、全体ポリシーを立てていますが、その過程で論点が解決したものもありました。

全体ポリシー

  1. 過去資料の保存原則:使わなくなった資料も削除しない。「記憶を再現するためのトリガー」として保存・参照可能な形で残す
  2. 共有体制の維持:実家関連は妹との共有が必須要件
  3. 紙のみはNG:拠点を離れていても参照できるデジタル化が必要
  4. 共有はGoogleドライブ、個人はiCloudドライブを主軸とする

論点A. 実家介護PJの処遇 ★最重要

現役で活発に更新されており、介護・医療・お金の集約庫として機能しているため、ここを切ると介護実務に直接影響する。
→ Evernote終了の前に移行先を確定する必要がある最重要領域

  • 書類PDF実体は、Googleドライブの共有フォルダに移す
  • 構造化情報(連絡先・保険情報・手順など)は、Notion共有ページへ。AI支援で更新負荷を低減する
  • 低頻度参照ノート類はGoogleドライブのコールドストレージ層へ

論点B. 日次レビュー基盤

Taskumaのログが4,068ノート存在しているが、現在はTCC2に移行してMCP連携により日次レビューをしているため、Evernoteへのログ送信は不要。

と、結論づけられて、ちょっと寂しい気持ちになりました。いや、わたしが質問に答えた結果の結論なんですけども。

TCC2の現在の運用は確かに安定してきていて、すっかりわたし的に「たすくまlike」に使えるようになってきているため、これでいいや、という感じになってはいるのですが、それでもツールの行き来は今後もできるよね、と思ってたんですよね。なんとなく。確かに、たすくま使うなら、Evernoteへのログ送信は必須で、Evernote脱出するならたすくま使用は難しいですね。。

論点C. 書類保管庫

  • 規模は約7500件と最大。移行先は、共有のものはGoogleドライブへ、個人ユースはiCloudドライブへ。

確かにその通りなんですが、コールドストレージ行きも多そうです。あまり使っていなかったり、かつて共有していたものもすでに「思い出書類」になっていたり。

論点D. 自動転送系の棚卸し

経路 状態 判断
RSS_inbox(IFTTT-Feedly) 流入中(1,985) フェーズ1で停止または転送先変更
Twieve 死(2023年5月) アーカイブ
324 Taskuma 死(2026年3月以降) フェードアウト済み
325 Moves 死(2018年) アーカイブ
326 Standland 死(2018年) アーカイブ
327 WorkFlowy 不明(2023年11月) 要確認
301 LifeLog(瞬間日記) 不明(2018年4月) 要確認
ScanSnap 流入中 フェーズ1でGoogle Drive直送に切替

とされましたが、その後のやり取りで、IFTTTは連携切れで止まっている(ので自然消滅)とか、ほとんどが流入停止しておりました(汗)。

論点E. 化石化した思考ストック

「過去の自分の思考の化石」として歴史的価値はあるが、機能はしていない。全体ポリシーに従って、削除せず、記憶トリガーとして保存。iCloudドライブのアーカイブフォルダ(コールドストレージ)

「化石」って。。容赦ないな😭

論点F. 仕事の旧領域

こんなものがあること自体完全に記憶から欠落しておりました。外部活動(JIPAや弁理士会)のプロジェクトノートや参考書類をここで扱っていたんですねぇ。公開情報中心だし、家でも活動していたので、会社のPCに全部置いていたわけではなかったということだったかと。

方針:今は参照しないが将来戻る可能性ゼロではない。記憶トリガーとして保存

移行先:iCloudドライブのアーカイブフォルダへ退避(コールドストレージ)

論点G. 900 Archive

このスタックは、完了したプロジェクトのノートブックと判断してここに移したものが大半です。このため、取り扱いとしては、そのままiCloudドライブのアーカイブフォルダへエクスポート。

論点H. チェックリスト・Template・レシピ

いくつか残存していますが、使わなくなっているものが大半です。個別判断して、今後も使うのはTCC2のレシピにするなりNotionに移すなり、ということになりそうです。

最近で一番使っていたのは週や月のまとめ記事のテンプレートなんですが、これもClaude Codeでワークフロー化したら要らなくなってます(直接過去記事を読んでもらった上でその構成に従って作ってもらった方がいいので)。

論点I. InBox滞留問題

合計約4,500件。移行に際して全件処理しない。最近のものだけフェーズ2・3で個別整理、残りはコールドストレージへ一括退避(中身精査せず)

と言われていますが、実は全部がInBoxではなくて、単に流入が止まっている自動のものも相当含まれているように思っています。のであんまり規模としてはなさそうな気が。

移行プラン

ここまで踏まえてClaude Codeが作ってくれた移行プラン。目前に迫った課金は受け入れるとして、次の課金タイミング(2027年5月)までにEvernote本体の処遇を決定する。

用途 行き先
共有が必要な書類(実家/夫婦/家族) Googleドライブ
個人ユースの書類・記録・思考ストック iCloudドライブ
構造化された連絡先・手順・索引情報 Notion(AI支援前提)
チェックリスト・レシピ TCC2のルーチンノート/Apple純正リマインダー・メモ
完全バックアップ(保険) 外付けHDD+Googleドライブ(ENEX形式)
永続参照用バックアップ Googleドライブ/iCloudドライブ(PDF・HTML形式)

現時点でのEvernoteの使用量は、ノート数が約33,000、容量が33GB。ノートブック数144、添付ファイルが約12万。

移行先のストレージであるGoogleドライブ(共有用)とiCloudドライブ(個人用)は、どちらも容量は余裕があり、外付けストレージは運用していない(2拠点だから)ため、バックアップはこの2つのストレージ間でやることを考えていますし、Claude Codeにもそのように伝えています。

フェーズ1:準備と棚卸し(2026年5〜6月)

保険として、全データのENEXフルバックアップから始め、ScanSnapの保存先の変更(実家分はGoogleドライブの共有フォルダへ直送、自分の分はiCloudドライブのフォルダへ入れる)、移行先のフォルダ構成を整える、など。

フェーズ2:実家介護PJの移行(2026年6〜9月)★最優先

アクティブ部分をGoogleドライブの共有フォルダへ整理して移行する、非アクティブ部分はGoogleドライブのコールドストレージ層へ移行する。

Notion共有ページに目次的な構造化情報を整備(介護事業者連絡先、保険情報、緊急時手順など)、書類実体はGoogleドライブへのリンクとする。

できあがったら、実運用テスト(実際の手続き場面で必要書類が引き出せるか)。

フェーズ3:書類保管庫の移行(2026年9〜12月)

合計約7,500件。給与明細とかレシートとか、お金関係の書類が多いので、確定申告サイクル前に終わらせるため、12月までに完了を目標。名刺や葉書もここにあり、名刺はほぼ使ってないのでコールドストレージ行きかなぁ。。最近の名刺はEightに入れることが多いし(そして繋がっていた人が転職してびっくりしたりする)。

フェーズ4:思考ストック・仕事旧領域のコールドストレージ化(2027年1月)

内容確認の上、現役なら別途運用検討、それ以外はアーカイブへを繰り返す。

フェーズ5:確定申告対応(2027年1〜2月)

新環境での実地テスト。

フェーズ6:チェックリスト・Template類の移行(2027年2〜3月)

内容確認の上、現役なら適切な別ツールに移行する、それ以外はアーカイブへを繰り返す。

フェーズ7:自動転送系の停止(2027年3〜4月)

たすくまのログ、IFTTT経由の自動転送、ScanSnapとあり、どれも先のフェーズで対処済みになりそう。

フェーズ8:完了処理(2027年4〜5月)

InBox系の仕分け、全件最終ENEXバックアップ、Evernoteの最終プラン判断をここで。

フェーズ1の開始

いやはや、壮大なプロジェクトになりました。自分じゃ絶対途中で挫折するヤツだわこれ。と思いました(笑)。優秀な部下がいてくれて乗っかっているだけでいい上司、あたふたするの図、みたいな感じです。

ENEXバックアップ

で、早速、まずは保険として、この先の作業で何をやらかしてもいいように、完全にバックアップをとりましょう!と強く言われたので、そこから開始しました。

いや、自分じゃそれ絶対やってないわ〜面倒すぎるもん。と思いつつ、言われるままに順番に、スタック順に、ノートブックごとにエクスポートしてデスクトップに保存。そうしたら、Claude CodeがGoogleドライブとiCloudドライブにフォルダ作って保存してくれました。GoogleドライブもFinderで見られるようにしておいてよかったです。

ScanSnapの保存先変更(プロファイル作成)

手元に来ていた葉書2点をスキャンしたい、と思い、いやこれ以上Evernoteに送らない方がいいよね?と相談して、先にスキャンデータの保存先変更をやっつけることにしました。

今は拠点2にいるので、ScanSnap iX500があります。これをMacBoookに接続して、ScanSnap Homeからプロファイルを作成(テンプレートは「フォルダに保存」を選択)。実家用と家用の2つを作り、実家用は保存先をGoogleドライブの共有フォルダの中に(これをInBoxにするイメージですかね)、家用はiCloudドライブの中にフォルダを作成してそちらに。

作成後、スキャンのテストもして、無事に保存されることを確認しました。

拠点1に移動したら、同じことを向こうにあるMacBookとScanSnap iX100でやる必要があります。

 

この記事からNotebookLMが作ってくれたインフォグラフィック