天職の舞台裏

天職と思って日々仕事をしてますが、その舞台裏で色々考えていること、あるいは水面下でジタバタしてることを書いています。

やりたい理由

やりたいことって、ぽん!と頭に浮かぶことが多いです。そしてその瞬間には、どうしてそれがやりたいのかという理由は一緒についてくるわけではありません。でも、その浮かんだ後にちゃんとやりたい理由を考えていくと、なぜやりたいかって言うのが自分なりに腑に落ちたりします。前者がダニエル・カーネマンの言うシステム1により、後者がシステム2から出てくるせいなのかもしれませんね。

ここで、やりたい理由をちゃんと考えておかないと、やってるうちになんだかずれてくることも多いように思います。なぜやりたいと思ったのかがよくつかめていないので、気がつくと関係はしているかもしれないけれど思っていなかったことをやっていたり、どこまでやればいいのか自分でも不明で、ズルズルやり続けたりする割に達成感がなかったりします。

こういう順番で出てくるんだと言うことがようやく最近自覚できたので、やりたいなと思った事を大事にして、なぜそれがやりたいんだろうと言う順で考えていくようになりました。少し前に書いた、獲得目標の話もここにつながっていくように思います。

backstage.senri4000.com

また、これって、「何をやるべきか」ということを先に考えるとあまりうまくいかないということでもあります。順序が大事で、直感的にやりたいなぁと思えることでないと良くないというか。理由はあまりはっきり分かっていないのですが、「べきか」で考えるとその時の自分が見えている、想像できている範囲でしか答えが出てこないので狭すぎるのかなと思ったりもします。

f:id:senri4000:20190526105243j:plain

これと少し関連して、今年の初めにこの1年が終わった時にどんな状態でいたいかのフューチャービジョンを書き出していたのですが、割と好き勝手に書いてみたので、早々にそんなことこの1年じゃ起こらないよっていうのがはっきりしたところも多いんですが(笑)、実は、その変化が起こらなくても、状態の方は実現したりしていてすごく面白いなぁと思っています。物理的な変化を望んでいるわけではなくて、状態の方が嬉しいわけなので、前倒しで実現できたということにもなるのでしょう。

ここでも、こうなったら嬉しいなと思いついたままに書いていて、次になんでそれが嬉しいのかという順に考えています。で、それを書き出しておくことで、自分の中にやりたいこと嬉しいことをが言語化されて見えてく。そして見えてきたことがまた頭の中に引っかかるようになることで、別の実現方法を思いついたりもするということかなと思います。

抽象的な話に終始してしまって意味不明なところがありますが、数年ぶりにとある学会に参加して思ったことなのでした。学会活動って、研究まで手が伸ばせていない実務家にとっては特に大きな意味があるわけではなくて、実際参加している人もそう多くはないと思います。でもすごく前から入りたくて、機会を捕まえて入れてもらったと言う経緯があります。ここ数年自分の仕事の状況が、テンパっていたこともあってご無沙汰していたのですが、久しぶりに参加してみてやりたかったことが見えたりしたのでした。