天職の舞台裏

天職と思って日々仕事をしてますが、その舞台裏で色々考えていること、あるいは水面下でジタバタしてることを書いています。

実家の再整理その2

先月の末に再開した実家の整理・整備・片付けです。

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このエントリの中で書いているように、まず最初の目標は、地震対策として2階を空にしよう(潰れた時の被害を抑える)、です。耐震補強されていない部分の2階(もっとも危ない2階)の和室には、どっさり着物が収められている和箪笥が2竿とシングルベッド、細身の洋タンスが置かれていました。

で、前回かなり頑張りまして、和ダンスの一方(桐箪笥)を1階に移動させました(そして力尽きた)。

ということで今回(先週末の日曜日)は、この続きとして、着物の処分までたどり着くための前準備として、もう1本の和ダンスの中を確かめる。そのために、タンスの前に鎮座しているベッドを解体しました(でないと引き出しが開かない)。解体されたベッドフレームとマットレスは隣の洋室へ仮移動。これでなんとか部屋の中央にスペースができ、掃除機をかけて母を2階に連れてくることができました。

母にタンスの中身をざっと確認してもらい、もう着ないから全部処分でいいと言われたため、着物の買取業者の出張査定予約をすることに。中身を出して見た方がいいのか?という気もしましたが、素人が見ても分からないし、査定してもらうときに同席して確認した方が良さそうだよね、となりました。

ということで、一旦出張査定まで着物の方は保留とし、残りの時間はキッチン&ダイニング部分の動線を整備する方に注力しました。こちらは主に次の目標、住居のメンテナンスをして快適に日常生活が送れるようにしよう、です。

父が亡くなってから6年ですが、その際は母が日常生活を送れることを最低限の目標にし、あまり大きく配置の見直しなどはしませんでした。余力がなかったということもあります。その後、少しだけ倉庫の整理をしたりしましたが、疲れ果ててそのまま放置されてはや数年です。

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その間に、母は徐々に弱ってきていて、力も入りにくくなってきているため、昔は綺麗に保たれていた水回りなども汚れが目立ちます。ヘルパーさんは日常の軽い掃除はしてくれますが、しっかり大掃除が必要ないくらいに磨いてくれるわけではありません。

亡父は、電気工事業をやっていましたが、器用な人で、日曜大工もよくこなしていて、ちょっと不便だな、と思ったり、ここにこんなものがあったらいいな、と思うと自分で作って造作してしまうことが頻繁でした。作り付けがあちこちにあって、素人にはそれを原状復帰させたり作り変えたりするのは不可能です。電源周りはプロなのでさらにお手のもので、昔は電源が少なかったこともあって、家中延長ケーブルが綺麗に引きまわされている状態。

さて、台所です。母の定位置となっているダイニングテーブルの脇にはプラスチックの引き出し式の収納ケースが置かれており、天面にはテーブルと面一になるように板が貼られています。この上に、電気ポットと急須や湯呑みなどのお茶セット、携帯の充電器などが置かれています。その向こうには、3段のレンジ台があり、こちらはコロがついているのですが、電子レンジとオーブントースターの電源ケーブルがガッチリ結束バンドで台に固定されておりました(結束バンド固定が大好きだったようであちこちで固定されていて剥がすのに一苦労。。)。

これらの奥に食器棚があるため、食器棚への動線がよくなく、狭いので出し入れもしにくい状態です。引き出しケースの半分は乾物で半分は使われていません。

これはもう処分して、天面に置いてあるものは電源系(携帯電話・ドアホンモニタ・みまもりホン)と文具をお盆にセットしてテーブルに常駐させるけど移動はできるようにする。お茶セットと電気ポットはシンク横のワークトップに移動させることにしました。中の乾物などは食器棚へ移動です。食器棚とシンク下収納も見直す必要がありそうですが、大掛かりになるため、いったんはこの収納ケースの処分だけを優先しました。

が、そうは言っても、移動先の食器棚扉とか動線を広く取るために動かしたいレンジ台とかが汚れまくっていて再配置がやれる状態ではなく、大半を大掃除に費やすことになりました。見ていた母に

そんなに頑張ってやるとくたびれこんでまうで、ほどほどにしておけばいいで

と言われましたが、ほどほどにしていたら終わらないよ〜!!と内心叫びつつ、頑張って終わらせまして、それなりに綺麗になったところに再配置して、収納ケースは倉庫行き(粗大ゴミに出します!)。

母の使い勝手が変わるのが懸念されるため、移動先にはP-touch(ラベルライター)でラベルを貼りまくってきました。毎回持っていっているP-touch cube。テープも買い増してテープ幅の種類も増やし、大活躍しております。

今回も午前中から1日がかりとなり、帰ると疲労困憊でご飯を作る余力はない、といった状態でございました。まだまだ続く。