天職の舞台裏

天職と思って日々仕事をしてますが、その舞台裏で色々考えていること、あるいは水面下でジタバタしてることを書いています。

iPadAirを持ち歩く頻度が減った

iPad Airのキーボードフォリオが不調で、Bluetooth接続のMagic Keyboard風のサードパーティ製キーボードとケースを買いました。今年の9月の終わりごろのことです。

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2ヶ月ほど経過して、iPad Airを持ち歩く頻度が減ってきた気がしますので、まとめておこうと思います。

iPad Airの使用用途

こちらは、何度か(上記の記事でも)繰り返し書いてきた通りで、特に変わっておりません。

  1. 外出時の友(書きもの、机のある場所でのネット閲覧、読書、稀に動画視聴)
  2. 読書端末(Apple Books, BookLive, Kindle)
  3. PDF読み込み端末(Notabilityで書き込み。印刷して読むってしなくなった)

と、思っていたのですが、キーボードフォリオを常時付けていた時は、これらの他に、ちょっとした文字入力をしていた頻度が結構高かったことが判明しました。iPhoneではソフトウェアキーボードのキーの小ささからローマ字入力はやめてフリック入力を練習したのでフリックでの入力がデフォルトです。

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音声入力も使いますが、使いにくい時もあります(外出時とか)。どうしても音声で、というほどのこだわりはないので、それほど頻繁には使っていないように思います。失敗とか誤変換も多いですし(最近気にならなくなってきたけど)。

で、上記の昔の記事にも買いていますが、メッセージを打つためにiPhoneじゃなくてiPad Airに移動して入力する、ということは今でもよくやっており、また、画面が大きい、移動させやすい、かつ入力もしやすかったので、自宅にいるときもiPad Airは検索端末としてよく使っていた、ということが今回改めて判明しました。

大画面のフリック入力は使いにくい

ケースを買った時の記事(冒頭で引用)で、フリック入力の小さいキーボードを出して使ってみている、という話を書きましたが、これ、ちょっとした入力は良いのですが、長く入力するには向きません。iPhoneだと持ちながら両手でやることができますが、画面が大きいとそういうわけにいかず、手元が安定しないので大変やりにくい。縦持ちにして両手でやるという手法はあるようですが、ケースつけていると特に基本形が横持ちなので、そのためにいちいち縦にして、キーボードの位置を調整して、って面倒すぎる。。

ということで、こうしたちょっと入力のシーンでiPad Airを使うことが激減しまして、代わりにiPhone使っております。あるいは画面が大きい方が良いのなら、MacBookを取り出しています。ちょっと動きが制約された面があって多少面倒なんですが、フリック不便のためどうしてもそちらに流れます。

これって、常時接続されているキーボードフォリオに入力を容易にするアフォーダンスがあったのだな、と思いました。

そういえば、アフォーダンスの他にナッジもあるよね。どう違うんだ?と思ったのでChatGPTに聞いてみました。

アフォーダンス

  • 環境や物体が自然に提供する行動の可能性を示します。特に、物や環境の形状や特性が直接的にどのような行動を促すかに注目します。
  • 例: ドアの取っ手が「引く」動作を、押し板が「押す」動作を促す。

ナッジ

  • 行動経済学や行動科学の用語で、意識的な選択を尊重しながら、特定の行動を選びやすくするよう環境や選択肢を設計することを指します。目に見えない形で人々の意思決定に影響を与えます。
  • 例: レジの近くにフルーツを配置して健康的な食事選択を促す。

ナッジの方が意図的な設計という面が強いようです。

入力と閲覧と持ち歩き

入力が容易で持ち歩きがしやすく、大画面で閲覧に向いている、というのがキーボードフォリオが付いていた時のiPad Airの特徴だったわけですが、「入力が容易」の部分が欠落すると、いやそれiPhoneでよくない?というシーンが増えることが分かりました。

確実に机に座って30分くらい入力することがわかっているのなら、キーボードを接続した状態で持ち出しますが、それにはケースの付け替えをしなくてはなりません。そしてキーボードはケースより重い。二重に億劫です。

これまでは、まあ時間があれば開くだろうし、入力もするかもね、くらいの軽い気持ちで外出時にはほぼ必ず持ち出していたのですが、最近はここでふと考えるようになりまして。本日の行動を考えると、あまり入力はできそうにないし、座って開く機会もひょっとしたらないかもしれない、と思うと、わざわざ重いのにiPhoneに重ねて持っていかなくてもいいか、という判断になりがち。実際これまでも取り出さずに持ち歩いていただけ、ということは頻繁にあったのですが、その残念感が増したということも言えるのかな。

読書・閲覧端末としては

一方で、読書や動画、WEB閲覧端末として使うなら、キーボードが全面にない方が圧倒的に使いやすい。こちらを優先して、そして軽さを優先して、常時つけているのがキーボードじゃなくてケースになっています。

そして、外出時の読書も、しっかり座れないのであれば、iPhoneで十分なんですねぇ(以前と言ってることが違う)。動画だって別にこれで見られますし、まあ画面は小さいですが、画面の小さい文字が見えることが肝要、という内容のものはそれほど多くありません。それよりも、すぐに取り出せてすぐに見られる方が重要(これもアフォーダンスかしら)。私はiPad Airはセルラーモデルにしていないので、動画視聴しようと思うとWi-Fiに接続する必要が発生し、ステップがiPhoneの場合より増えてしまう問題もあります。

結局、今後は?

そうすると、単純に家の中の読書端末化してくるわけで、今後の買い替えを考える際、どうしようかしら、になってくるような気がしています。電子書籍が大半を占めますし、家での軽い動画視聴はMacBookよりもiPad Airの方が快適なので、あったら便利なわけですが、必須かと言われると、ううむ、になってきている最近です。

外出の際はやっぱりキーボードで入力を確保する方が入力機会が増えていいのかなぁ。悩ましい。