2018年は、年頭所感で宣言したように、2017年から引き続き4つの価値観(私にとって大切なこと)を行動指針として日々を送ることに努めてきました。また、この4つの価値観について、改めて記事にまとめ直したりもしました。
日々を送ることの中で軸がぶれないようにするには、同じ項目で振り返りを行い、それをフィードバックするシステムが重要ということで、表形式日記(ExcelからNumbersへ形式変更しましたが中身は変わらず)からブログの週まとめ、月まとめ記事にしてきました。
同じ項目で日々から週・月・年に積み上げることで、ズームイン・ズームアウトがやりやすくなり、行動指針からのズレが少なくなる効果が得られていますが、その分振り返りにかかる時間が長くなって負荷は増しました。これを軽減するために、週のまとめ・月のまとめ記事を直接記事の形で書くのでなく、項目ごとにWorkFlowy上でレビューしてから転記する形に年の途中で変更し、ズームインとズームアウトを行き来してレビューをするようになりました(年次レビューをするにあたり、さらにWorkFlowy上の項目立てを変更し、週・月を親項目から項目を親項目へ変更しました)。
2018年も、一昨年、昨年に倣って、いくつかの項目については、個別の年次レビューを行いました。これも、12月に設定したたすくまの「年次レビュー」リピートタスク(日リピート)のおかげです。この記事で締めなので、翌年の年次レビューに向けて、リピートの基準日を2019年の12月5日に設定しました。
ということで、今年も、個別のレビュー記事を参照しつつ全体レビューをしておきたいと思いますが、その前に、2018年を3つにまとめると、以下のようになるかな、と。
- 父の死去とそれを乗り越えて母の一人暮らしの生活システムを確立。介護サービスの皆さんのおかげもあって、母の状態は1年前に比べて大きく改善しています。介護度も要介護2から要支援2に変更になりました。
- ウェルス・ダイナミクスと出会い、そこからライフワーク・コーチングを継続的に受けるようになり、その時々の課題を解決しつつ、内的価値を整えることで人生の目的が見えてきました。
- 導入したモノたちのおかげで、各方面で生活の向上が得られました(車、ホットクック・ルンバ、Mac Book Proなど)
0. 私を支えるシステム
まず、上述したように、価値観について書いたり、タスク管理全体について書いたりして、考えることの多かった年でした。考える・書くカテゴリレビューとして記事を書いています。
こうして考えてきたことから、情熱から目的に至る内的価値を主たる軸として考え、そのサブシステムとして・行動指針として4つの価値観を位置づけるのが良さそうだ、という結論になりつつあります。
1. プロフェッショナルたること
仕事の領域が劇的に広がっていることで、専門性を軸に考えていた「プロフェッショナルたること」のこれまでの定義がしっくりこなくなり、「自分の仕事をする」という形に再定義をしました。
とはいえ、2018年の終わりに、内的価値の見直しをきっかけに仕事面においては「健全な経営を支える」という目的が降りてきたので、今後はこちらがこの価値観の柱になっていくと思います。
激動の2017年に比べて特筆事項が少なかったこともあり、今年はこの項目について個別のレビューはしませんでした。退職と中途採用が複数あり、組織運営に力を割き、試行錯誤を繰り返しつつ、経営からの期待に応えられるよう自分の領域を広げるためのインプットに励んだ1年でした。
2. 心身の健康
自分の器のメンテナンス・実行資源管理ということで、この項目が一番サブ項目やKPIが多いのは相変わらずです。
タスク管理の状況
個別レビューに書いたように、タスクの実行管理のシステム、自分ルール、レビューのシステムからなっていると思います。
実行管理システムとレビューのシステムについては確立し、細かいチューンを重ねていけば概ねOKになっていると思いますが、自分ルールについてはシステムの中に組み入れ損なった(振り返る対象にできていなかった)ために失われてしまったものが多いように思います。年の終わり頃にいくつか見直しをしていますが、ルールのメンテナンスシステム自体も見直しして実効性を高めていく必要がありそうです。
体調管理&ダイエット
年頭所感に書いた通り、気候の変化や仕事の状況、その他のイベントなどの外部の影響を最小限にし、かつ、自分の資源を全部つっこみたい衝動を乗り越えて、体調を保つべくコントロールに努めてきました。起床・就寝時刻の管理と運動量の確保が鍵であることは自覚している通りであっても、やはりコントロールを全面的に行き渡らせるのは難しく、山あり谷ありになりました。
とはいえ、今年はApple Watchを導入したことで、より可視化が進み、運動量も平準化しましたし、体力的にはやや上向きで維持できたように思います。年末スキーで体力的にかなり楽に子供達と滑ることができて実感しました。
睡眠に対する要求量がやや増えている印象があること、どうやら自分の体質的に早朝から活動しすぎると午後早くに電池切れを起こしてしまい総活動量から考えるとあまり効率が良くない(生産性かえって下がる)ような気がしますので、自分に合った生活スケジュールを見極めたいと思います。
ダイエットというか、食のコントロールについては、今年勝間さんのブログや著書「勝間式食事ハック」、津川先生の「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」により、極端な糖質制限もよろしくなさそうという結論になり、軌道修正をしました。「自然に欲求のままに振舞ってちょうど良い」を目指して行きたいのですが、決め手に欠けている感じなので、引き続きの課題です。
インプット
年の終わりに山口周氏の一連の著作を読んだことで、自分の中でのインプット軸が整理されたように思います。個人としても「アート」(直感・感性)、「サイエンス」(ロジック)、「クラフト」(経験)のバランスを取っておくのが良さそうで、それを支えるインプットという位置付けが良いだろうということです。
また、インプットの手段として、中心に来るのは変わらず読書だと思いますが、音声・映像(オンラインセミナー)の利用ハードルが劇的に下がり重要度が増していると思います。一方で、体験による五感インプットも貴重であり、特に今年の後半は意識的に取り入れてきました。旅もここに入ると思います。「旅・体験」のカテゴリを新設してもいいかな〜。
音楽
手元に抱えていることを手放す一環で、オーケストラ活動は参加を取りやめました。ただ、直感・感性のインプットという視点で音楽を学びたい・練習したい気持ちも起きてきているので、あまり頑なに決めずに機会が来たら入れていこうと思います。
3. 快適な生活
結局のところこれも自分の器のメンテナンスの一部なんだよな、と思うに至っています。外部環境だけ取り出してレビューをかけていると、できないことがどうしても多くなり(しわ寄せがきやすい)、自己効力感が下がる傾向にあります。
年の瀬に当たってもう少しスッキリと新年を迎えたい気持ちが高まったりしていて、ここ20年にない自分の心持ちに驚いています。できないからしなくていいと無理に抑え込んでいたのかな、という気もしていて、では次に、どうやったら無理なくできるようになるかに進みたいところです。一つの解は、自宅滞留時間を増やす、なのですが、それだけでなんとかなるのだろうか、よく分からないですね。
また、リアルだけでなくデジタルのメンテナンスも不足しているのが判明しました。本当に、フィードバックループの中に入っていないことってどんどんこぼれ落ちていきますね。意識できないことは存在しないと同じ、身に沁みます。
4. 家族のQOL
実家まわり
昨年のように個別レビュー記事を書こうかと思ったのですが、振り返りが辛い面もあって無理せずやめました。念頭所感に書いたことが10日でひっくり返るなんて予想だにしていませんでしたね・・・。
冒頭に書いた通り、父が亡くなってからの怒涛の半年で母の生活基盤を整えて無理なく過ごせるようにすることを心がけましたが、母自身が前向きで、周りの皆さんとの交流を大切にして日々しっかり生きていてくれるのが何よりだな、と思っています。年相応の物忘れはありますが、認知能力に問題は感じられず、「忘れるのでメモを作って対応しているんだよ」と見せてくれたりします。肉体面が上向くと精神面にもてきめんに良い影響となって現れるのだな、と実感しています。
夫と息子たち
子育ての終わりを感じることが多くなった1年でした。
ということは、夫と二人の生活が近いうちに戻ってくるということで、そろそろそれについても考えたいなぁと思い出しています。今年は夫が異動して仕事が大きく変わったこともあり、家にいる時間が激減してコミュニケーション効率が下がっている気がします。少し課題感がありますので、来年は何か考えたいですね。
お金まわり
なんとか12ヶ月間生活支出の記録をとって振り返りの時間を持つことができました。ライフプランの見直しを年初早々に予定しており、その準備が間に合うかしら?とか思っている状況です。