天狼院の講座のエターナルパスポートを(何の気の迷いだか)購入したので、気になる講座があると気軽に受講の申し込みをしています。後から倍速アーカイブ視聴でも行けるので、スケジュールとかお構いなしです。なので視聴すべきものが溜まっていたりします。。
そんな講座の1つに「賢い人のとにかく伝わる説明100式」の著者セミナーがありました。
2ヶ月間で3回の集中講座ですが、気になっていたものの、うっかり申し込みをし忘れていたら気がついた日は1回目が終わった当日でした。慌てて申し込んで安心していたところ、Facebookグループで「明日2回目です!」の書き込みを見てまた慌てました(カレンダー登録してなかった)。今回はリアルタイム受講のつもりでいたのに!(3回目は日程が合わない)
ともあれ、滑り込みで参加。のために、前日夜に1.5倍速で前回講義を視聴し、本も購入、朝始まる前に読み進みましたが流石に半分も終わりませんでしたが(苦笑)。
講座受講の動機は人それぞれでしょうが、皆さんのコメントを見ていると、伝わってない思いをしたことが少なからずあるので、うまく説明できるようになりたい!というものが多いようでした。
私の場合、トップ相手にうまく説明できたらいいなと思うとはいえ、そっち向きよりも、どちらかといえば部下にしっかり説明・報告して欲しい方が強く、どうやったら説明上手になってもらえるのかを知りたい感じです。
解きほぐしてあげないと、何が言いたいのかさっぱり分からない説明をされることはままあります。トラブル報告はその最たるもので、焦っていたり緊張していたりするので要領を得ないことが多い。怒ってないから、問題を把握して、すぐにできる対応をして、それから恒久対応をしましょうね、とあえてゆっくり話すことが多いですね。
まあ、お客様に分かりやすく説明するのと、上司に報告するのではずいぶん気をつけることが違います。これを講師の方は「相手の見ている景色を見る」と表現されていました。相手が何を必要としているのか(知りたいと思っているのか)は質問して聞き出してそれに合わせていくのが基本だとか。
しかし、質問して答えてくれる(必要なことがわかっている)聞き手というのは案外少ないのではないでしょうか。どんどん聞いていくと実はこうだった、と隠れたニーズがわかってくることはもちろんあって、そういう質問の仕方のコツというのもあるのだろうな、と思います。この書籍の第5章は「心理学で説明がもっとうまくいく」で、そうした相手の傾向をいくつかのパターンで示していて、とっかかりとして良さそうです。
さて、昨年の6月に親会社の側の取締役になり、元上司が非常勤になって上司でなくなり、トップと直接やりとりする機会が増えました。どうも対応に失敗することが多く、やらかしたり怒られたり請求されたりしていたのですが、ああこれは、相手の見ている景色がちゃんと見えてなかったせいだな、と腑に落ちました。
場数というか接触頻度が増えるに従って、だんだんわかるようになってきて、1年経とうとする現在、ようやく受け答えで失敗しない、準備ができる場面が増えてきたように思います。
私の担当範囲は以前と特に変わっていない(部長だったのが担当取締役になっただけ)こともあり、従前上司に対して報告・説明する調子で報告を上げていて、急に指示をされて戸惑ったり、そうじゃないと否定されたり、え、そこまで細かい報告するべきだったの?と驚いたりしてきました。防御壁になっていた上司が不在になったからか〜と思っていたのですが、相手が違うのだから当然なんですよね。
元々上司は鷹揚に「良きにはからえ」タイプの方で、あまり細かく指示されたり報告を求められたりしておらず、相当大括りにして「こんな感じで進めています」「はい了解」で来てしまっていたように思います。うまく御輿に乗っかって、責任はそれっぽく取ってもらえるというありがたい方だったのです。
求めていることがストレートに発言されるとは限らないので、どんな景色?どんな景色?と思いつつ、疑問は質問しつつ行きたいと思います。しかし、どこまで質問して良いのだ?というのも実は難しかったりするのですけれども。